広報担当者のキャリアパスを考える、その2。
前回の続き。ちょっとだけ目線を上げてみる。
例えばアメリカでは、PRの仕事って完全に専門職。よね?
専門職として会社を渡り歩く、って感じのキャリアパス。
事業会社のPR担当だったヒトが、次はPR会社で担当クライアントを持ったり。
あと、PRの領域に、新聞やテレビの記者出身のヒトが多いのは
アメリカの特徴なのかな。
特にメディアリレーションや、政府とのリレーション領域で
その専門性を発揮している。
各都市にテレビ局があって、それぞれにあれだけたくさんの
ニュースキャスターがいるんだから、そもそも「記者」の総数が多いのかなぁ。
でもアメリカでも、新聞みたいなジャーナリズム領域のメディアは
儲からなくなってるから、記者の数がどんどん減らされてるらしい。
んで残った記者は、労働強化でメチャクチャ忙しいそうだ。
だからなおさら、PR会社とか実業界に転進しようとするヒトが多いのかも。
日本で、今のような「広報マン」スタイルができたのはいつ頃なんだろう。
ちょっと前だけど、PRIR2月号の特集は「ベテラン広報が語る」だって。
今は、高度成長期のうちに企業に入った、広報マン第?世代が
徐々に現役引退していく時期。
そういう人たちのキャリアパス(転進先?)を見てみると、
やっぱり本を書いて、学校の先生になるって感じなのかなぁ。
大学にも広報学科とか、マスコミ学科とかあるもんね。
でもその領域も、基本的には元「記者」さんたちの牙城かなぁ。うーむ。
↓前にちょっと読んだのも「読売OB」と「時事OB」の本でした。
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じゃああとは、大学や自治体の広報職への転進。あとほら、観光協会とか?!
よく公募してるのがニュースになってるし。
政府系機関も含めて「これからはPR戦略がカギ!」とか、やたら言ってるし。
それって、NTTの広報から参議院議員に転進した
世耕さんの、功績(功罪?)以来の傾向だよね。なんだかんだ言って。
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