パワポ、三者三様。


ものすごく久しぶりに、イベントの基調講演なんかに行ってみた。


・某官庁の課長さん
・某グローバルITカンパニーの役員さん
・某元公社の理事さん


という演者ラインアップ。



このお三方のパワポが、見事にそれぞれの個性を表してた。
まさしく三者三様(三社三様?)。



まず、某官庁のパワポは、ものすごいみっちり感。
wordで作った審議会かなんかの報告書を元にして、パワポ用にサマった感じ。


だけど、やっぱりなかなか中身が濃くて、
パワポ読むだけでも、かなりの情報量。さすが。



続いての某グローバルITカンパニーは、
背景真っ黒で、写真を多用した、いかにもそれっぽいパワポ
ただ、日本人聴衆が大好きな「配布資料」には、かなり不向き(笑)。


カッチョイイけど、日本法人の偉いさんがプレゼンターなので、
keynoteじゃなくって、やっぱりパワポなのね。



最後の某公社さんのパワポ
これがもう、まさに「ザ・日本企業」って感じの仕上がり具合。


いろんなソースから引っ張ってきた、切り張り感満載のスライド。
ページごとにガタガタして、スッと流れない、落ち着かない構成。


そして「こんなにすごい事例があるんだ!」と説明したいスライドのはずなのに、
どの事例も、理系脳だと、システムイメージ図で示しちゃうもんだから、
どうすごいんだか、前のページのとどう違うんだか、こちとら分かりゃしない。


しかも、あの美しくない、許し難い、MSのクリップアート使いまくり・・・。



と、酷評するのも近親憎悪から。
私の勤務先の作るパワポは、全部この「ザ・日本のIT企業」パターンやん。


他山の石とせねばなりません。精進しましょう。