戦略PR
ミーハーなので、早速読んでみた。
今どきの実務家が、基本的な素養として
理解しておくきべき内容が、分かりやすくまとまってる。
1200円出して新創刊「広報会議」を買うくらいなら
こっちの780円の方が、かなーり有意義。
ただし、当たり前のことですが
「素養として身につける」のと「実践できる」の間には
深くて長〜い河があるわけです。
今どき、戦略PRの話で、出てくる成功事例というと
健康ネタのパブ活動を絡めた食品系、トイレタリー
あとは、もっぱら選挙の例ばかりですね。今のところ。
出てくる人は、キシリトールの藤田康人さんと
やっぱし、プラップジャパン。
ただ・・・、今はまだ、根底のところで
結局、マスメディアの力に、大きく依存している感じに
やや違和感あり。
これって、食品とかトイレタリーとか
元々、広告の大お得意だった領域で、広告とPRの境目が
あいまいになってきているだけ、と見えなくもない。
同じお得意先での、パイの奪い合い?
もちろん、マスメディアの力はチョー絶大。
だけど、相対的にその力が落ちていくことは間違いない。
ネット万歳!というつもりじゃないけど
どうせなら、マスコミに見向きもされなかった業界の人たち
=ターゲットがものすごく小さい業種とか、B2Bのビジネスとか
そういう領域でも、マスメディアに寄りかからず
戦略PRとか、コミュニケーションデザインの工夫で
小さな成功事例を積み上げていきたいよなぁ、と思う。
本当にメディアニュートラルで
新しいコミュニケーション手法を生み出せる
=パラダイム転換、ができるのは
広告の栄華とそのパワーを知らない
(毒されていない?)人たちなのだ。
戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)
- 作者: 本田哲也
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
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